平成から令和、この時代が移り変わり、退位の日と即位の日のためにGWは10連休。
周りの方には申し訳ないのですが、一足早く休みをいただき、長年行きたかったマチュピチュ遺跡に気力と体力がある今、そしてマチュピチュ遺跡の入場制限が更に厳しくなる前に妻と行くことにしました。
ペルー行きの計画について、航空券の手配について、旅の4日目(その1)の様子についても書いていますので、良かったらご覧ください。
午後はガイドさんとマチュピチュ遺跡見学
午前中にガイドさんと一緒に回っていた日本人若者グループ、彼らは私達がオリャイタイタンボ駅で話した女性と夕食を食べていたのを見かけたので話しかけたのですが、ガイドさんに色々教えてもらえて良かった、ということだったので、午後はガイドさんを付けて回りました。
遺跡の入場ゲート前にいる現地ガイドに、日本語をしゃべるガイドはいないか聞いたのですが、いないということなので、マリアさんという女性のガイドさんにお願いしました。
が、こちらが英語は得意ではない上に、スペイン語訛りの英語でかなり苦戦しました(笑)
それでも色々分かって良かったです。
ちなみに料金は60ドル。
午前中は素通りした、ゲートを入ってすぐにある、プレートについても少し説明してくださいました。
ガイドさんは皆さん、お手製の参考資料を持っているようで、マリアさんもお手製の資料を時々見せながらガイドしてくれました。
細かいところをよく見ると色々な発見が
下の写真は、市街地の入り口のところに左右にある木で作られた扉をロープで固定する部分です。写真では分かりずらいですが、単に置かれているだけでなく、しっかり固定されています。
午後の遺跡は、陽がだんだん西に傾き、午前中とは違った雰囲気に感じました。
下の写真の突起も、ここにロープをかけていたところのようです。
石組みの精度や表面の様子で権力者の力の強さが分かります
下の写真の奥には、ここが発見された当時、ミイラが置かれていたところだったそうです。
下の写真は、太陽神殿と言われているところです。
ここは、王女の部屋への入り口で、市街地の入り口と同じように、木の扉を固定するための左右の穴と、上の突起があるのが分かります。
また、左右の壁を比較すると、右の方が精巧に組み上げられていることがわかると思います。
下の写真の手前部分は、この遺跡の中で最も平坦で、かつきっちり組み上げられた部分で、皇帝がいた部屋だそうです。
確かに奥の方の組み方と比較すると精巧に組み上げられていることが分かります。
下の写真は、石の組み方を説明してくれた部分ですが、文字であらわすのは難しいのですが、石は両手を交互に握っている、キリスト教徒神様に祈りをささげるときの手のように、中で重なっているとのことで、このために地震でも石は崩れにくい、ということだそうです。
石組の工夫や形状の理由は興味深いものがあります
下の写真には、石の一部にくぼみが見えます。これは、重い石を動かすときにつかみやすいようにわざと削られなかった部分とのことです。
下の写真をよく見ると、上の写真にある突起部分が削られていることがわかると思います。
周りの山々を崇拝していたのでしょうか
残念ながら、雲が立ち込めてきたので見えないのですが、下の写真は、奥の山々の形に合わせて、手前の石が彫られているようです。また、真ん中に見える、岩が三段になっていますが、この三段になっているのはインカ文明の特徴とのことでした。
下の写真も、雲に隠れている後ろの山の形に、岩が削られているとのことです。雲の中に隠れて山が見えないのが残念です。
今もなお水路に水が流れているのがすごいですね
下の写真は、遺跡の中を流れる水路です。水路の部分がしっかり彫られているのが分かります。
下の写真は、水が湧き出ているところですが、どうやら地下に水路があるように思えますが、詳細はよくわかりません。
時間も遅くなるとツアー客も少なくなり、より幻想的になります
15時くらいになると、遺跡に残っている人が極端にすくなくなります。
下の写真をみると、ほとんど人が見えません。
15〜16時以降になると、かなり観光客が減るので、遺跡を独り占めしてるようでとてもいい感じです。
遺跡で暮らす動物や植物も見逃せません
遺跡を歩いていると、下の写真のようなアンデスウサギを見かけることがあります。
遺跡の中には、植物園というところがあり、色々な植物が植えられています。
パスポートにマチュピチュのスタンプを!
ガイドのマリアさんとゲートを出たのは、かなり遅くなりました。おそらく、普通はもう少しガイド終了なのではないかと思います。
マリアさんがパスポートに印鑑が押せるからパスポートを、と言われて預けると、ゲートの荷物を預けるところだと思いますが、マチュピチュの印鑑を押してきてくれました。
マリアさんと別れて、サンクチュアリロッジに戻ってからの様子は、また後日書きたいと思います、
ペルー行きの計画について、航空券の手配について、旅の4日目(おわり)の様子についても書いていますので、良かったらご覧ください。