一人暮らしをしていた88歳になる少し認知症の義母との同居を始めましたが、気づきや驚きがいろいろあるので、備忘を兼ねてゆるりと書いています。
今日は妻が急遽仕事で早く自宅をでることになったので、在宅勤務に切り替え。
義母はデイサービス。昨日まではデイサービスの職員の方に陽性者がでたので、デイサービス自体がお休みだったのだが、今日から再開となった。
7時頃、義母の部屋にノックして入り、電気式毛布の電源を切り、エアコンを付け、義母に起きるように声をかける。
が、具合が悪いと起きない。今日は「やる気スイッチ」が入らないようだ…(泣)
仕方ないので、部屋が暖まるであろう30分後の7時30分まで待とうと思い、1階に降りて朝食準備。
7時30分になったので、再度義母の部屋へ。
やはり起きない、あきらめて1階に降りる、を都合20回近く繰り返すがダメ。
義母 「具合が悪いんです」
僕 「どう具合が悪いの?」
義母 「腰のここが…」
僕 「急に痛くなるわけないやん」
義母 「2,3日前から…」
僕 「そんなこと言ってなかったやん」
義母 「具合が悪いって言っているのに、なんで強制的に行かせようとするんですか?」
僕 「いつも具合が悪いっていうけど、そのあとは起きてピンピンしてるやん」
義母 「具合が悪いんです!」
2,3日前から…、腰が痛いなんて話は、一度もしてなかったやん!
そりゃ、歳だから腰が痛いかもしれないけど、それっていつものことじゃないの?
お得意の単なる言い訳でしょ! と思うものの、時間は既に8時30分。
さすがにこれから起きて、着替えて、食事して、9時過ぎのデイサービスのお迎えに間に合うようにするのはできないと判断して、デイサービスに欠席連絡をする。
リビングで在宅勤務をしていると、家電に着信。
でると、デーサービスの方からで、義母が起きていて今からでも来れそうなら私が迎えに行きますよ、と。
欠席連絡の時に出られた方に僕が、「義母が起きてくれなくて」といったから、そのことをが伝えられていつもの係りの方が電話をくださったのだ。
有難い話なのだが、まだベッドの中なので低調にお断りする。
妻は昼前に帰宅予定なので、僕は午後からどうしても出社する必要があったので、11時過ぎに寝ている義母に声もかけずに家を出る。
妻には、今日は義母の思うようにさせてみたら、とLINEでメッセージを送った。
妻もそう思ったのか、昼頃帰宅し食事をした後は、義母の様子を気にしながら寝室に。
仕事がひと段落下15時ごろ、リビングのネットワークカメラを見ると、そこには着替えて起きてきて、セットしていた朝食を食べる義母の姿が…。
30分後くらいに再度みると、義母はリビングのソファーに腰かけてお茶を入れてテレビを観ている。
その姿は、全然具合が悪そうではない!!!!!
やはり今朝も「やる気スイッチ」が入らなかっただけだね(泣)
19時頃、家に入る前に妻に電話すると、まだ寝室にいて義母には声をかけていないとのこと。
妻もかなり徹底している(笑)
僕が玄関を開け、義母がいるリビングに入って「ただいま帰りました」というが、「おかえりなさい」しかなく、「今朝はすみません」という言葉はない…
なんだか頭に来てしまい、着替えて妻と話をして妻はまだ帰ってきていない、出ていった、ということにして、僕が夕食の準備をすることにした。
キッチンに行き、怒りのオーラを出しながら夕食の準備を始めると、どうしてよいかわからない義母…
義母 「●●ちゃんは?」
僕 「まだ帰ってないですよ。出ていったんじゃないですか?」
義母 「そんなことはないでしょ」
僕 「いや、お母さんがわがままだから出ていったんだと思いますよ」
義母 「…」
僕 「義母さんは、具合が悪いんでしょ。そこでテレビを観てて」
義母 「いや、具合は悪くないです」
僕 「義母さん、朝、具合が悪いって何度起こしに行っても起きなかったやん」
義母 「…」
ちょっとかわいそうな気もしたが、起こり気味に僕は受け答え。
しばらくすると、義母は自分が用意した3人分のランチョンマット、箸置きと箸、ごはん茶碗、小皿を、僕の分だけを残してかたずけ始めた。
その後、2階の自分の部屋にあがってしまった。
自分の部屋に上がった義母は、パジャマに着替えて、ベッドの中に。
後でわかったことだが、義母は、僕が怒っていることに怒ったらしい。
どうやら、今朝のことは全く覚えていなかったらしい…(泣)
食事の準備ができたので、僕や妻が何度か一緒に食べよう、と起こしに行っても、「お腹すいてないから寝ます」と。
認知症になっても頑固さだけは健在のようだ。
田舎の叔母が、姉である義母を”扱いにくい”と言っていたらしいが、本当に扱いにくい(泣)